【視察】令和5年10月11日 有限会社風丸農場 様

視察(栽培施設訪問)及研修

視察名
有限会社風丸農場 様 栽培施設訪問
場所
青森県鰺ヶ沢町大字建石字大平
対応者
有限会社風丸農場 代表取締役 木村 才樹 様
事業内容
リンゴ栽培:22ha(内加工専用15.5ha)、水稲:35ha、大豆:8ha、その他野菜等:5ha
西北県民局委託 事業名:農福の輪を広げる認罪育成推進事業
 委託業務名:令和5年度「チャレンジ農福」及び情報発信業務
(有)風丸農場様 農業/チャレンジ 福祉事業所→就労継続支援B型 みなくる
 みなくる作業ユニットの構成 → 利用者3名+事業所指導員1名
 作業時間:9:30~15:00(休憩1.5時間) 実働 4時間
 委託先:ごしょるがる農業協同組合
作業内容
藤崎町林崎ハウス内視察及び作業体験等

  • 加工用リンゴ栽培の樹木をゆすって落下させる
  • 落ちたリンゴを収拾して、選別
  • リンゴの葉取り及び収穫作業
  •    ↓
    作業伝達の工夫・・・ただ、葉っぱを取るでは×
       ↓
    どの葉を取り、残すのはどれはを明確に指示
       ↓
    収拾したリンゴの不良・・・ただ、悪いリンゴは抜くでは×
       ↓
    腐れや、潰れの物を全部抜くということを見本をもって説明して少しの物でもダメだということを指示

リンゴ農家との農福連携

県事業の「チャレンジ農福」の取組で開始
(有)風丸農場様の労働力 → 通年雇用8人・パート10~20人
 ↓
主に加工用リンゴの収拾と選別作業

  1. 加工用リンゴ木の揺さぶり作業(落下させるため)
  2. 落下リンゴの収拾

課 題

  • 最初は、作業がはかどらなく、予想以上に時間がかかる状態。
  • 指示の時は、大まかな指示ではなく、細かく指示することが必要。
  • リンゴの葉っぱ取り作業よりも、加工用リンゴの落下作業や収拾作業の方が、柔軟に対応できる→急な休みにも対応しやすいため。
  • パート社員のみで作業は、赤字になる。しかし、施設への作業依頼により、通常パートの雇い入れよりも赤字の解消につながる。同時に、施設サイドの作業が出来ることによって工賃向上等を目指せる利益拡大につながる。それぞれがウィンウィンの関係になれる。
  • 冬期間は、ジュース加工の施設外就労作業を模索中。また、リンゴ伐採木利用の薪の梱包もおこなっている。

事業所内討論

  • にじのいろでも自社で農作業をしているが、年々、農業部門から抜ける人が見られる。
  • 体力的な問題・腰やひざへの負担を訴える人が多い。
  • 機械化できない部分においては、手作業は抜くことができないため、それらの改善方法を模索する必要があるのだろうか?

事業所目標

  • 少しずつ、出来る作業を増やす工夫をし、農業に楽しいという気持ちをプラスする指導の模索
  • ノウフクJAS取得により、これを活用したブランド的な作物栽培と販売を目指す。(本年度は、新しく秋田県のスーパーで全数買取)
  • 農家さんへ出向いてのノウフク連携の数を増やし、事業所以外の人と関わる機会といろんな作業に取り組む中で、自分にあった作業を見つけ出す機会を提供する。
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